ニュース

　中国新聞社ヒロシマ平和メディアセンターの専用ウェブサイトがリニューアルし１日、運用を開始する。センター発足１０周年を機に、広島国際文化財団の支援でパソコン版、スマホ版とも機能を強化。原爆と平和に関する記事を５カ国語で掲載する従来の役割に加えて、より幅広い手法で平和を発信する。

　地域の若い世代や、修学旅行生らの平和学習に役立てるために「ヒロシマを学ぶ」のページを新設した。原爆被害の実態や世界遺産の原爆ドーム、原爆の子の像など関心の高いテーマを分かりやすく解説し、関連する記事を読んでもらう。

　動画のページも新設し、学校や映像作家などからの作品提供も受け、平和をテーマにした映像を発信する。さらに写真共有アプリ「インスタグラム」の機能と連動し、平和記念公園（広島市中区）の日常風景など画像の発信に力を入れる。

　平和関連行事の情報を集めるコーナーも置き、利便性を高めた。

（２０１８年８月１日朝刊掲載）