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米空中給油機 岩国移転時期 国の確認要請 市に住民団体

 山口県岩国市の米海兵隊岩国基地への普天間飛行場(沖縄県)の空中給油機部隊移転計画をめぐり、山口、広島両県の住民団体は16日、米軍の計画で4月とされる移転が、計画通り実行されるのかどうか国や米軍に確認するよう市に要請した。

 「瀬戸内海の静かな環境を守る住民ネットワーク」の6人が市役所で杉岡匡基地政策担当部長と会い、計画の確認と、先行移転は認めないとあらためて市が宣言することを求める要請書を手渡した。

 岩国基地への移転については、県や市は普天間問題の解決を条件にしている。市民団体は現状では先行移転に当たるとして警戒しているが、市側は「普天間の見通しが立たないうちの先行移転は認められないという基本スタンスは変わらない」と従来の姿勢を堅持する考えを伝えた。

 2011米会計年度版の海兵隊航空計画によると、移転時期は13年4月となっている。

(2013年1月17日朝刊掲載)

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