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米駐日大使出席へ 8・6式典

 米国のウィリアム・ハガティ駐日大使が6日に広島市で開かれる平和記念式典に政府代表として出席する方向で最終調整していることが1日、関係者への取材で分かった。昨年1月のトランプ米大統領就任後、米国の駐日大使が式典に出席するのは初めて。

 ハガティ氏は昨年8月中旬に赴任したため、昨年の式典にはロバート・ラプソン臨時代理大使が出席していた。トランプ政権はことし2月に発表した新核戦略指針「核体制の見直し(NPR)」に「使える核」と呼ばれる小型核の開発を盛り込むなど、核兵器の近代化を進める方針を示している。ハガティ氏の広島での言動が注目される。

 ハガティ氏は式典出席に先立ち、4日から石川県珠洲市で開かれるボーイスカウトの全国大会「日本スカウトジャンボリー」に参加する予定。日本ボーイスカウト広島県連盟の参加者と交流し、式典の様子や西日本豪雨の被災状況について聞き取る意向を示しているという。(永山啓一)

(2018年8月2日朝刊掲載)

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