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3度目住民説明会 約束 地上イージス 防衛省、萩市要請に

 地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の配備計画について、候補地である陸上自衛隊むつみ演習場がある萩市は2日、3度目となる住民説明会を、現地調査の一般競争入札の開札日(9月12日)までに市内で開くよう防衛省に要請した。同省は、要請に応じることを約束した。

 萩市の藤道健二市長たちが防衛省を訪れて大野敬太郎政務官と面会。「住民の不安を拭い去り、理解を得ることが重要だ」として、6月と7月に続く市内での住民説明会の開催を口頭で要望した。また、演習場近くのむつみ地区の住民に対象を絞った説明会も開くよう求めた。

 さらに藤道市長は、農業用水などに使われている地下水の水量や水質にアショアの配備が影響を及ぼすとの懸念が地元にあると説明。現地で水質調査をする際には住民が立ち会えるようにすることも求めた。

 大野政務官は「開札前には住民説明会を開きたい」と応じ、むつみ地区の住民対象の説明会にも前向きな姿勢を示した。(野崎建一郎)

(2018年8月3日朝刊掲載)

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