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米大使の参列発表  平和式典で広島市 トランプ政権初

 広島市は3日、米国のウィリアム・ハガティ駐日大使が6日の平和記念式典に出席すると正式に発表した。昨年1月のトランプ米大統領就任後、米国の駐日大使の出席は初めて。出席する海外代表は、米国を含め85カ国と欧州連合(EU)になった。

 市によると、米国の政府代表の出席は9年連続。昨年はハガティ氏の着任が8月中旬だったため、ロバート・ラプソン臨時代理大使が出席していた。ハガティ氏は7日、松井一実市長と懇談するほか、原爆慰霊碑への献花も予定している。

 また、3日までに出席の連絡があった海外代表のうち、核兵器保有国は米国、ロシア、英国、フランス、インド、パキスタンと事実上の保有国であるイスラエルの計7カ国が参列する。中国は欠席する。北朝鮮には2003年から毎年案内状を送っているが、今回を含め返答がなく、一度も出席していない。

 初参列はトルコとミャンマーの2カ国。式典ではウガンダ、ナミビア、ケニア、スペイン、パナマ、メキシコの大使が原爆慰霊碑に花を手向ける。市は157カ国とEUに案内状を送っていた。(永山啓一)

(2018年8月4日朝刊掲載)

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