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　全国各地から核兵器廃絶を訴えて歩いた「国民平和大行進」（日本原水協などの実行委員会主催）が４日、広島市中区の平和記念公園にゴールした。

　参加者は５月上旬以降に順次、東京都や長崎県、沖縄県などを出発し、計１１コースに分かれて行進。この日午前１１時半ごろ、横断幕や旗を掲げた参加者が公園に到着した。続く集会には約５００人が参加。西日本豪雨の犠牲者に黙とうをささげた後、核兵器廃絶に向けて心を一つにすると誓い合った。

　長崎県からのコースに参加した嶋田紀子さん（７６）＝東京豊島区＝は「核兵器の恐ろしさを知っている日本政府は、一日でも早く核兵器禁止条約を批准してほしい」と訴えていた。（辻本夕貴）

（２０１８年８月５日朝刊掲載）