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集団的自衛権解釈を再議論へ 

■記者 岡田浩平 バンコク発

 安倍晋三首相は17日、訪問先のタイ・バンコクで、集団的自衛権の行使を容認する憲法解釈見直しについて、あらためて有識者に検討に着手するよう求める考えを記者団に語った。

 首相は第1次安倍内閣当時の2007年に政府の有識者会議を設置し、憲法解釈の見直しを提起。「公海上での自衛艦による米艦船の防護」「駆け付け警護」など4類型を検討した。ただ、提言が安倍氏退陣後だったことを踏まえ、この報告を有識者会議から受け直す意向を明らかにした。

 その上で「この5年間に安全保障環境は大きく変わっており、4類型で十分かどうか、もう一度議論していただきたい」と述べた。日米同盟の強化につながるとの考えから、2月中で調整している訪米前に有識者会議に求める構えだ。

(2013年1月18日朝刊掲載)

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