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公務員追悼式で平和へ思い新た 広島市職員たち

 広島市は3日、市原爆死没公務員追悼式を市役所本庁舎前広場の碑前で開いた。遺族や職員たち約150人が参列し、平和への思いを新たにした。

 松井一実市長は、昨年7月の核兵器禁止条約制定から1年を迎えたことに触れ、「核兵器廃絶に条約が必要不可欠だという思いを世界各国と共有したい」とあいさつ。参列者は黙とうをささげ、順次献花した。

 市によると、職員と議員計455人が原爆で亡くなった。当時、市議だった義父を失った中区の大石孝子さん(87)は「多くの犠牲者がいて今があることを忘れず、未来の平和を願う」と語った。

 この日、市水道局も同局基町庁舎で原爆死没職員追悼式を営んだ。遺族や職員たち約100人が参列した。

(2018年8月6日朝刊掲載)

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