×

ニュース

原爆投下の過程 米軍写真で追う 広島で来月2日講座

 原爆資料館(広島市中区)の公開講座「米軍の写真偵察と原爆投下」が2月2日午後1時半から、資料館東館地下で開かれる。講師は徳山高専(周南市)の工藤洋三教授=写真。

 工藤教授は1994年から、米国の国立公文書館などで米軍による日本空襲や原爆についての資料を収集。全国各地に投下された模擬原爆「パンプキン」の実態や、原爆投下の目標選定や損害評価に用いた写真偵察機の記録を明らかにした著作などで知られる。

 講座では、これまでに集めた貴重な資料の中から、米軍の偵察機が撮影した写真などを中心に記録をたどり、米軍側から見た原爆投下の過程について視覚的に分析・解説する。

 先着150人。無料。申し込み不要。資料館啓発課Tel082(242)7828。

(2013年1月21日朝刊掲載)

年別アーカイブ