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継承への思い 児童らが誓う 湯来・大竹

 広島市佐伯区湯来町の市湯来福祉会館では、湯来原爆死没者慰霊式と平和を語る会があった。

 主催した湯来原爆被爆者の会の会員や湯来中の生徒たち約110人が参加。西耕三会長(88)が「殺伐とした戦争を繰り返さず、平和の実現に努力する」と誓った。

 語る会には、町内の児童を含む約140人が出席。湯来中の図書・放送委員の8人が町内の被爆者の体験記を朗読し、「被爆者の話を聞く機会が減っている。私たちが伝えていく」と決意を語った。

 大竹市原爆被爆者協議会は、同市立戸の市総合市民会館の原爆慰霊碑「叫魂(きょうこん)」前で原爆死没者追悼・平和祈念式典を開催。被爆者や遺族、小中高生たち約380人が参列した。

 栗谷小6年横道双葉さん(11)、玖波中3年古村鈴奈さん(14)、大竹高2年橋村華さん(16)が「平和への誓い」をそれぞれ発表。橋村さんは「今こそ若者である私たちが、戦争の悲惨さについて学ぶべきだ」と呼び掛けた。

(2018年8月7日朝刊掲載)

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