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損保協中国支部「遺志受け継ぐ」 友愛の碑で式典

 日本損害保険協会中国支部(広島市中区)は、平和大通り南側の緑地帯にある「友愛の碑」で式典を開いた。原爆の犠牲になった損害保険会社の社員たち89人を悼み、関係者約400人が平和への祈りをささげた。

 同支部委員長の中西和博さん(55)=同区=たちが碑に花を手向けた後、全員で黙とうしした。中西さんは、長崎市出身の被爆2世。「亡くなった先輩の遺志を受け継ぎ、安心で平和な暮らしを下支えする役割をしっかりと担いたい」と決意を述べた。

 碑は、同支部の前身の組織が1965年に建立し、毎年、慰霊の式典を開いている。

(2018年8月7日朝刊掲載)

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