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　中国新聞社は６日朝、広島市であった平和記念式典の様子などを伝える特報を発行した。社員や販売所長たち約７０人が、会場の平和記念公園（中区）周辺やＪＲ広島駅（南区）などで計約２万部を配った。市内の小中学校にも平和学習の教材として約７２００部を届ける。

　カラー版で４ページ。１面は「核廃絶へ『理性を』」との見出しで、核兵器のない世界の実現へ取り組みを強めるよう訴えた式典を速報。原爆慰霊碑に祈りをささげる人々の写真や、松井一実市長の平和宣言全文と英訳を紹介した。特報を受け取った南区の公務員岸本達彦さん（３８）は長女で小学４年の環菜さん（９）と初めて式典に参列。「娘と平和について一緒に考えたい」と話していた。

（２０１８年８月７日朝刊掲載）