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核廃絶願い 鳥取で式典

 鳥取県原爆被害者協議会(135人)は6日、島根県原爆死没者追悼・平和祈念式典を鳥取市で開いた。全ての国に核兵器禁止条約締結を迫る「ヒバクシャ国際署名」などを通じた核兵器廃絶を誓った。

 被爆者や家族、行政関係者たち約70人が参列。広島市で被爆した田中一朗会長(89)=鳥取市=が追悼の言葉を述べた。昨年5月に同協議会などが設立した「県民の会」が集めた署名が約3万3千筆に上ったことに触れ「核兵器のない人間社会の実現を」と呼び掛けた。

 今年3月末の県内の被爆者は255人。平均年齢は85・75歳となった。(小畑浩)

(2018年8月7日朝刊掲載)

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