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「ネバダデー」核兵器廃絶訴え 原爆慰霊碑前で座り込み

 1951年に米国がネバダ州で初めて核実験をした「ネバダデー」の27日、核兵器廃絶などを訴える座り込みが広島市中区の原爆慰霊碑前であった。県原水禁が呼び掛け、被爆者たち約70人が参加した。

 参加者は「核実験全面禁止」などと書いた横断幕を手に、約20分間座り込んだ。ネバダ核実験場の閉鎖や非核三原則の法制化など、8項目を求めるアピール文を採択。原爆慰霊碑に黙とうした。

 座り込みの前にあいさつした県原水禁の佐古正明代表委員(52)は、2012年12月にネバダ州で臨界前核実験をした米国や、核実験を実施する意思を表明した北朝鮮を批判。「核兵器廃絶を求める動きに逆行しており、非常に憤りを感じる」と述べた。(榎本直樹)

(2013年1月28日朝刊掲載)

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