被爆ピアノで平和発信 JR広島駅前で中高生がコンサート
13年1月28日
広島市内の中高生が被爆ピアノを奏でるコンサートが27日、広島市南区のJR広島駅南口地下広場であった。原爆資料館(中区)で被爆の実態について学ぶ「中・高校生ピースクラブ」が、同世代に平和の大切さを発信しようと初めて企画した。
市内の中高生約60人が出演した。クラシック曲を演奏したり、伴奏に合わせて「花は咲く」などを合唱したりした。最後は全員で「遠い日の歌」を歌い、集まった約300人から大きな拍手が起きた。
ピアノは中区で被爆して19歳で亡くなった河本明子さんの遺品。被爆ピアノを初めて演奏した南区の大州中1年吉山優衣さん(13)は「多くの人の思いが込められたピアノだと感じて、私も平和を祈って弾いた」と話した。(榎本直樹)
(2013年1月28日夕刊掲載)
市内の中高生約60人が出演した。クラシック曲を演奏したり、伴奏に合わせて「花は咲く」などを合唱したりした。最後は全員で「遠い日の歌」を歌い、集まった約300人から大きな拍手が起きた。
ピアノは中区で被爆して19歳で亡くなった河本明子さんの遺品。被爆ピアノを初めて演奏した南区の大州中1年吉山優衣さん(13)は「多くの人の思いが込められたピアノだと感じて、私も平和を祈って弾いた」と話した。(榎本直樹)
(2013年1月28日夕刊掲載)