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上関埋め立て 近く判断 山口県、審査再開

 山口県は28日、中国電力の上関原発(上関町)建設計画をめぐる埋め立て免許の延長申請の審査を再開した。同日、中電に求めていた補足説明への回答が届いたため。県が4度目の補足説明を求めなければ、近く県の最終判断が出る見通し。

 県は今月上旬、中電に設計変更などに関わり、3度目の補足説明を要求。回答目安を3週間後としていた。

 同免許の延長手続きの事務処理は、県の内規では32日以内がめど。県港湾課によると、申請を受けた昨年10月以降、補足説明の要求に伴う中断を挟み、残り日数は4日程度となっている。

 山本繁太郎知事は免許の延長を認めない方針を掲げているが、審査は長引いている。港湾課は「法に基づき適正に審査している。不明な点があれば、補足説明を求める場合もある」としている。(金刺大五)

(2013年1月29日朝刊掲載)

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