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東アジア核軍縮 専門家らが議論 広島であすから会議

 東アジアの核軍縮の道筋を探る会議「ひろしまラウンドテーブル」(広島県主催)が22、23の両日、広島市南区のグランドプリンスホテル広島である。6月に北朝鮮・平壌であった史上初の米朝首脳会談を踏まえて、国内外の専門家たちが朝鮮半島の非核化を軸に議論。23日に議長声明をまとめて公表する。

 日本、韓国、米国、ロシアなど計9カ国から、軍縮や国防の専門家たち計23人が参加する。南北首脳会談に同席した延世大(韓国)の文正仁(ムン・チュンイン)特別名誉教授、米国のオバマ前大統領の広島訪問に尽くしたハーバード大(米国)ベルファーセンターのジョン・ウォルフスタール研究員たちが2日間、核抑止に頼らない安全保障などを討論する。

 関連行事として23日午後3時15分から、中区の広島国際会議場でシンポジウムがある。ラウンドテーブルに参加する専門家のうち、東京大大学院の藤原帰一教授や文特別名誉教授たち4人がパネル討論。ラウンドテーブルの議論を基に、朝鮮半島の非核化への具体的な方策で意見を交わす。

 県はシンポジウムの聴講者を募っている。無料。定員100人で先着順。日本語と英語での同時通訳がある。県平和推進プロジェクト・チーム☎082(513)2368。

(2018年8月21日朝刊掲載)

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