×

ニュース

核廃絶の願い「受け止めて」 松井市長が北朝鮮批判

 北朝鮮が3度目の核実験の実施を明言したのを受け、広島市の松井一実市長は29日の記者会見で「地球から原爆がなくなってほしいという(被爆地の)願いを北朝鮮は受け止めてほしい」と訴えた。

 松井市長は、国際社会が連携して強く自制を求めていることに触れ、「北朝鮮はそうした状況を把握して動くべきだ」と批判。「核兵器開発につながる危険な実験はやめてほしいと主張し続けるほかにない」と強調した。

 国連安全保障理事会は22日、北朝鮮による2012年12月の事実上の長距離弾道ミサイル発射を非難し、制裁を強化する決議案を全会一致で採択した。北朝鮮は23日の外務省声明で、対抗措置として核実験実施を示唆。24日の国防委員会声明で「高い水準の核実験」の実施を明言した。

(2013年1月30日朝刊掲載)

年別アーカイブ