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アジアの学生 学ぶヒロシマ 大学連盟総会の一環

 アジアのカトリック系大学の学生ら約100人が22日、広島市中区の平和記念公園で原爆や平和について学ぶフィールドワークをした。21日に広島で始まったASEACCU(アセアック、東南・東アジアカトリック大学連盟)の学生会議・総会の一環。

 フィリピン、インドネシア、韓国、台湾、オーストラリアからの学生に日本の学生も加わり、生後8カ月で被爆した近藤紘子さん(73)=兵庫県三木市=の講話を中区のエリザベト音楽大で聞いた後、平和記念公園へ。原爆ドームや原爆慰霊碑、原爆の子の像などを巡った。マニラのデラサール大2年ジェシー・ピトゴさん(19)は「一つ一つの碑から平和への願いが伝わってきた」と話していた。

 アセアックには8カ国・地域の約80大学が加盟。エリザベト音楽大が創立70周年を記念して総会を誘致した。26日まで大学教授による講演、討議、学生のコンサートなどがある。(久行大輝)

(2018年8月23日朝刊掲載)

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