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核廃絶への思い届ける 高校生平和大使 広島市長に決意

 スイス・ジュネーブの国連欧州本部などを25日から訪れる県内の高校生平和大使の3人が23日、広島市役所で松井一実市長と面会し、核兵器廃絶を訴える決意を語った。

 3人は、ノートルダム清心高2年下久保理子さん(16)=広島市西区、沼田高2年久保田音美さん(16)=安佐南区、福山暁の星女子高2年開原弓喜さん(16)=福山市。松井市長から「若い人が核兵器による惨状を訴えるのは重要だ」と激励され、同本部に持参する松井市長の平和メッセージを受け取った。

 下久保さんは「核兵器廃絶の機運を高めたい」と強調。久保田さんは「内戦などの問題解決も訴えたい」、開原さんは「被爆した曽祖父の思いを伝える」と意気込んだ。

 平和大使は市民団体「高校生平和大使派遣委員会」が募集し、21代目。国連欧州本部でのジュネーブ軍縮会議を傍聴し、国連軍縮局に署名を届けて核兵器廃絶を訴える。(水川恭輔)

(2018年8月24日朝刊掲載)

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