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岩国基地周辺の騒音対策を要望 防衛局に山口県など

 米軍岩国基地周辺の岩国市など2市2町と山口県でつくる県基地関係県市町連絡協議会(会長・村岡嗣政知事)は24日、中国四国防衛局(広島市中区)に、空母艦載機移転後の航空機騒音の状況把握や対策の充実などを要望した。

 県と各市町の担当部課長の5人が防衛局の本多宏光企画部長と面会。県総務部の藤田昭弘理事が「3月に完了した艦載機移転を受け、航空機の騒音被害や事故への不安など地元はさらなる負担を抱え続ける」と述べ、要望書を手渡した。本多部長は「誠心誠意対応したい」と答えた。

 要望は計22項目。岩国市や県、国、基地でつくる岩国日米協議会の確認事項の順守など以前からの要望に加え、同基地での陸上空母離着陸訓練(FCLP)の禁止や空母着艦資格取得訓練(CQ)の事前通知、飛行実態の把握などを強く求める。基地増強を踏まえた事件事故防止策や地域振興策の充実も盛り込んだ。

(2018年8月25日朝刊掲載)

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