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青少年大使 20人を任命 ユニタール「途上国への貢献探る」

 国連訓練調査研究所(ユニタール)広島事務所は25日、2018年度の青少年大使として県内12高校の1~3年生計20人を任命した。11月までの3回の研修を通じ、国際社会で活躍するためのリーダーシップを養う。

 広島市中区の同事務所で任命式があり、隈元美穂子所長が「クリエーティブな視点で世界のさまざまな問題に向き合ってほしい」と激励した。

 大使2人が代表してあいさつし、AICJ高2年山神怜央さん(17)=呉市=は「どうしたら発展途上国へ貢献できるか、皆で考える」、尾道東高3年田中智萌さん(18)=尾道市=は「言語や宗教などの壁を越え、互いに理解を深める方法を練る」と力を込めた。

 県内16高校から32人の応募があり、志望動機などを書いた書類で選考した。大使は研修期間中、プレゼンテーション技術を磨き、南スーダンから訪れる研修生とも交流。貧困や福祉などの対策を考えていく。(江川裕介)

(2018年8月26日朝刊掲載)

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