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上関埋め立て4度目の補足説明 中電側に求める 免許延長で山口県

 山口県上関町の上関原発建設予定地の埋め立て免許延長問題で、同県は30日、延長を申請した中国電力に対し4度目の補足説明を求める文書を送った。昨年10月に期限切れを迎えた免許の延長問題の最終判断は、2月下旬以降にさらにずれ込む見通しとなった。

 県港湾課によると、28日に中電から3度目の補足説明に対する回答が届き、審査を再開したが、「内容になお不明な点がある」として照会を決めた。県は2月22日までに回答するよう求めているという。補足説明の要請は昨年10月、11月と今月上旬に続いて4度目。

 同課は計画地の埋め立てに需要や必要性があるか、免許延長に正当な理由があるかについて審査。度重なる照会について「適正に審査する上で必要な手続き」と強調しているが、照会の具体的な中身については明らかにしていない。

 延長手続きの事務処理は県の内規で32日以内がめどとされる。中電から回答が届き次第、審査を再開するが、内規に従えば残り日数は2日間となる。(金刺大五)

(2013年1月31日朝刊掲載)

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