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「憲法改正は慎重議論を」 広島市長

 広島市の松井一実市長は6日の記者会見で、憲法改正について「国民を挙げて慎重な議論をした上で取り組むべき課題だ」との認識を示した。

 7日告示の自民党総裁選に立候補する安倍晋三首相(総裁)が、今秋にも臨時国会に憲法改正案の提出を目指していることを踏まえ、改正の動きをどう見るかとの記者の質問に答えた。松井市長は「日本国の在り方をどうするのかという大きなビジョンを示した上で、裾野の広い議論をしてほしい」と述べた。

 憲法前文にある恒久平和を願う理念について「広島が訴えている思いとぴったりで、大事にするべきだ」と指摘。「武力ではなく対話で日本の平和が、そして広島が願う平和が実現するようにという考え方もしっかり示してほしい」と期待した。

(2018年9月7日朝刊掲載)

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