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慰霊碑巡り ガイド30年 生協ひろしま 資料館で記念の集い

 広島市内の被爆に関する慰霊碑を案内する生協ひろしま(廿日市市)の「碑めぐりガイドの会」が8日、結成30周年を記念する集いを原爆資料館(中区)で開いた。会員や組合員たち約80人が参加し、核兵器のない世界に向けた活動への思いを新たにした。

 まず、平和記念公園で活動する同生協のコーラスグループ16人が合唱で祝った。続いて、新谷美樹子代表(64)がこれまでの歩みを報告。案内した学校の子どもから感想文が寄せられ、励みになっているエピソードを紹介した。

 会は、原爆被害などについて学んでいた子育て中の女性組合員を中心に1988年に発足。組合員向けに案内していたが、活動が知られるようになり修学旅行生などからの依頼が増えた。昨年は145団体延べ約1万4600人を案内した。

 現在は40~70代の14人で活動。新谷代表は「核兵器や戦争のない世界を目標に、息の長い活動を続けたい」と意気込んでいた。(神田真臣)

(2018年9月9日朝刊掲載)

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