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蓮池透さん招き拉致・原発考える 広島で11日講演会

 「自滅する原発、行き詰まる拉致」をテーマにした講演会が11日午後1時半~4時、広島市中区の原爆資料館東館地下のメモリアルホールで開かれる。講師は、北朝鮮による拉致被害者家族連絡会の元事務局長、蓮池透さん(58)。

 蓮池さんは、北朝鮮に拉致されて、2002年に帰国した薫さん(55)の兄。東京電力に30年以上勤め、事故を起こした福島第1原発で保守管理者として働いた。核燃料サイクル関連業務にも携わり、「核のごみ」の最終処分など原発の問題点を著書で指摘している。

 講演では、原発事故の分析・検証や今後の原発・エネルギー政策について考えを述べ、対話による拉致問題の解決なども訴える。

 講演に先立ち、クラリネットとピアノによる「美女と野獣」など3曲の演奏もある。参加費500円(資料代)。先着300人。事前申し込み不要。平和・民主・革新の日本をめざす広島の会(ヒロシマ革新懇)の主催。Tel082(245)2501。

(2013年2月4日朝刊掲載)

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