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地上イージス現地調査開札 電波調査は入札不調

 地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の山口県内への配備計画で、防衛省は12日、配備先決定に向けた現地調査の入札を開札した。候補地の萩市や山口県阿武町の要請で開札日を延期していた。一方、電磁波の影響を調べる電波環境調査は入札不調となった。応札業者がなかった。

 現地調査では、候補地の陸上自衛隊むつみ演習場の地質・測量調査を実施。電波環境調査は13日に再公告する。いずれも本年度中に調査を終え、適地かどうかを判断する。同省は「仮に不適の結論なら候補地を見直す」としている。

 また県と地元市町は12日、国に3回目の質問状を送った。国が2回目の回答で「不適に備え、県内や周辺の国有地も検討する」とする点について、民有地も対象か▽他に適地があった場合の対応▽迎撃ミサイルの落下物の影響―など7項目の説明を求めている。

(2018年9月13日朝刊掲載)

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