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ヒバクシャ国際署名 830万人分 国連提出へ

 全ての国に核兵器禁止条約の締結を迫る署名を推進する「ヒバクシャ国際署名連絡会」は2日、東京都内で記者会見し、9月末時点の集計結果が830万403人分だったと発表した。近く、被爆者2人を米ニューヨークに派遣し、国連総会第1委員会(軍縮)の議長に提出する。

 署名は核兵器全廃を目指し、日本被団協が提唱。2016年4月に始め、20年までに「世界で数億人」を目指す。ことし7月末で873万人分に達したと発表したが、数え違いがあったという。

 連絡会はまた、派遣を予定していた被爆者2人のうち、日本被団協事務局次長の藤森俊希さん(74)がけがで入院したため、同じく事務局次長の浜住治郎さん(72)を代わりに派遣すると明らかにした。浜住さんは、事務局長の木戸季市さん(78)と共に、8日から7日間の日程で渡米する。(田中美千子)

(2018年10月3日朝刊掲載)

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