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かき船移転訴訟 住民ら控訴

 広島市中区の元安川にある船上飲食店、かき船「かなわ」の原爆ドーム近くへの移転を巡り、移転を認めた国の河川占用許可は世界遺産条約に違反するなどとして周辺住民や被爆者たち19人が国に許可取り消しを求めた訴訟で、19人全員が2日、訴えを棄却した広島地裁判決を不服として広島高裁に控訴した。

 住民たちはこの日、広島市中区で記者会見を開き、金子哲夫原告団長は「地裁では、世界遺産近くへの移転に国が占用許可を出した経緯が十分に検証されていない」と控訴する理由を述べた。

(2018年10月3日朝刊掲載)

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