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原爆慰霊碑に献花 タジキスタン大統領が訪問

 タジキスタンのラフモン大統領が3日、広島市中区の平和記念公園を初めて訪れた。原爆慰霊碑に花輪をささげ、米国の原爆投下による犠牲者を追悼した。

 原爆資料館を志賀賢治館長の説明を受けながら見学し、被爆による広島の街の壊滅を伝えるCGに見入った。慰霊碑は松井一実市長の案内で訪れ、献花後に原爆ドームを眺めた。松井市長によると、核兵器廃絶を目指す平和首長会議(会長・松井市長)の加盟都市をタジキスタンで増やす活動を要請し、ラフモン氏は「協力する」と応じたという。

 外務省の招きでこの日に来日。5日まで日本に滞在し、安倍晋三首相と会談する。同省によると、広島には「原爆慰霊碑に献花したい」との本人の希望で訪れた。(水川恭輔)

(2018年10月4日朝刊掲載)

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