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宗派超え平和考える 広島・長崎宗教者会議

 二つの被爆地の宗教者たちが宗派を超えて集まる「広島・長崎宗教者平和会議」のメンバーが12日、広島市役所を訪れ、松井一実市長と懇談した。

 広島護国神社(中区)で同日始まった会議に先立ち、広島県宗教連盟の久保田訓章理事長、長崎県宗教者懇話会の橋本勲理事たち約25人が訪問。橋本理事は「宗教者同士で交流し、平和の実現に向け深い議論をしたい」と話した。

 松井市長は「宗派が違っても共通の考えを見つけ、平和への思いを強めるのは素晴らしい」と激励した。

 会議は2日間の日程であり、仏教、神道、キリスト教の各宗派から出席。世界平和の実現や核兵器廃絶をテーマに討議したり、放射線影響研究所(南区)を見学したりする。広島、長崎両市で交互に開かれ、ことしで28回目。(山本乃輔)

(2013年2月13日朝刊掲載)

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