×

ニュース

「建国記念」で式典・集会 岩国や山口

 建国記念の日の11日、山口県内では記念日を祝う式典や護憲の市民団体による集会などがあった。

 岩国市山手町の市民会館では祝賀式典があった。市建国記念の日奉賛会の主催で市民約700人(主催者発表)が参加した。

 国歌斉唱の後、橋本尚理会長が「日本人としての誇り、国家を愛する心を次世代に正しく伝える」とあいさつ。福田良彦市長は「国民としての自覚、誇りを高め、国と市の発展へ全力を傾注する」と祝辞を述べた。

 式典の後、参加者は国旗や風船を掲げて、市内をパレードした。

 一方、山口市の県教育会館では「思想と信教の自由を守る県民集会」が開かれ、市民ら約180人が参加。「憲法9条を生かす取り組みを世界に広げよう」という集会宣言を採択した。

 護憲の市民団体などでつくる実行委員会の主催。東京大大学院の高橋哲哉教授が講演し、夏の参院選次第で「一気に改憲の流れが進む。今こそ平和憲法を守る運動を」と呼び掛けた。集会後、参加者は市中心部をデモ行進した。(金刺大五、堀晋也)

(2013年2月13日朝刊掲載)

年別アーカイブ