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「NPT体制危ぶまれる」 岸田氏が懸念

 自民党の岸田文雄政調会長(広島1区)は24日、トランプ米大統領が中距離核戦力(INF)廃棄条約から離脱する方針を表明したことについて「核保有国が核軍縮とは逆方向にぶれてしまうのではないか。核拡散防止条約(NPT)体制が危ぶまれる」と懸念を示した。

 東京都内であった民間団体の勉強会で講演し、述べた。米国が旧ソ連と結んだINF廃棄条約を破棄した場合、「米国とロシアの核軍縮の一つの大きなものさしが外れてしまうかもしれない」と指摘。「世界の核軍縮がどうなるのか。さらに世界の軍縮がどこに向かうのか。大きな関心を持っている」とした。

(2018年10月25日朝刊掲載)

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