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ヒロシマ賞作家「変革への挑戦」 松井市長と面会

 広島市が美術を通じ平和に貢献した作家に贈る「ヒロシマ賞」受賞者に選ばれた、チリ出身の芸術家アルフレド・ジャーさん(62)=米ニューヨーク在住=が30日、市役所を訪れ、松井一実市長と面会した。

 ジャーさんは、2020年に市現代美術館(南区)で開く受賞記念展の準備で来日。「世界は政治と地球レベルの両面の脅威に直面しており、市民社会も政治も変わらなくてはならない。(広島での受賞と展示は)私にとっても挑戦だ」と意気込みを語った。

 松井市長は「個々の利益を超え、地球全体をどう守るかという視点を広島から発信してほしい」と期待した。

 市は1989年に同賞を創設。美術関係者らによる選考で3年に1度授与している。

(2018年10月31日朝刊掲載)

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