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アフガン女性の現状伝える 広島市安佐南区で23日に上映会

 アフガニスタンの女性が置かれた状況を伝えるドキュメンタリー「ザルミーナ 公開処刑されたアフガン女性」が23日午後7時から、広島市安佐南区八木のカフェ・テアトロ・アビエルトで上映される。取材したビデオジャーナリスト玉本英子さん(46)=大阪府豊能町=の講演もある。

 1999年、旧タリバン政権下のアフガニスタンでザルミーナという名の女性が「売春、不倫、夫殺しの罪」で公開銃殺された。玉本さんは旧政権崩壊後の2002年に現地入り。「母は殺されて当然」と長女が語るのに衝撃を受け、女性暴行の被害者や、売春で生計を立てざるを得ない女性たちへも取材を広げた。

 「公開銃殺は旧政権の暴政というより、女性の尊厳を認めない社会そのものの産物と気付いた」と玉本さん。父は広島の被爆者で、被爆2世としての視点も交え、中東などの取材を続けている。

 1500円。アビエルトTel082(873)6068。(道面雅量)

(2013年2月18日朝刊掲載)

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