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松江から考える原発 浜田真理子さんら4月から講座 基礎知識学ぶ

 福島第1原発事故を受け、NPO法人松江サードプレイス研究会(島根県松江市)は4月から、原子力発電について学ぶ連続講座を同市内で開く。メンバーでシンガー・ソングライター浜田真理子さん(48)=同市=をホスト役に各界のゲストを招き、放射線の基礎知識や福島県の現状などを学ぶ。

 「スクールMARIKO」と題し、音楽イベントなども交えながら4~9月に毎月1回、計6回開催する。各回のゲストには、放射線衛生学者の木村真三さん、いずれも福島県出身の詩人和合亮一さんや社会学者開沼博さん、ミュージシャン遠藤ミチロウさんたちを予定する。各回50人程度の参加を見込み、料金は2千~4千円。

 浜田さんは「誰もが原発の恩恵を受けてきた立地する土地ならではの考え方があるはず。一足飛びに『反原発』でなく、原発を考える第一歩にしたい」と話している。

 また、3月29日午後7時からはプレイベントとして、浜田さんと福島県出身のミュージシャン大友良英さんのライブを市市民活動センター(同市白潟本町)で開く。定員200人で料金は3千円。

 講座、イベントともにファクスかメールで予約できる。同研究会ファクス0852(20)7070。メールschoolmariko@gmail.com(明知隼二)

(2013年2月18日朝刊掲載)

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