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被爆証言の旅 欧米反応紹介 広島でNGO講演

 被爆者と世界各地を船でめぐり、被爆体験を伝え、核兵器廃絶を訴える活動に取り組む非政府組織(NGO)ピースボート(東京)の川崎哲共同代表(44)が17日、広島市中区の市まちづくり市民交流プラザで、「いま世界へ語る『核の被害』」と題して講演した。

 川崎氏は約40人を前に、「欧米では核兵器が実際に使われた場合、世界の気候などに与える影響を研究している」と指摘。被爆体験の証言に加え、核兵器が使われた場合の被害のシミュレーションの結果も紹介することが必要と訴えた。

 ピースボートは2008年から毎年、「ヒバクシャ地球一周 証言の航海」をしている。これまで計約140人の被爆者が参加した。

(2013年2月18日夕刊掲載)

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