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再生品にあしらう 折り鶴に願いを ロゴマーク決定 広島市が発表

 広島市は18日、国内外から寄せられた折り鶴を再生利用した作品や製品にあしらうロゴマークを発表した。優しい色に彩られた折り鶴の周囲に水玉模様を配したデザイン。4月から折り鶴を活用する団体・個人に提供する。

 最優秀賞に選ばれたのは福井市のデザイナー秦幸司さん(33)の作品。平和や核兵器廃絶など、折り鶴に込められたさまざまな思いが広がっていく様子を表現した、という。

 市は昨年5月から、用途が妥当と認めた団体や個人に折り鶴を無料配布している。4月から、ロゴマークの電子データを合わせて提供し、作品や製品に付けるよう要請する。

 ロゴマークの公募には、38都道府県と米国から438点の応募があった。市平和推進課は「ロゴマークを積極的に使い、国内外に取り組みを発信したい」としている。(田中美千子)

(2013年2月19日朝刊掲載)

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