×

ニュース

島根原発 不適合情報 発信工夫を 中電に有識者会議

 中国電力は18日、島根原発での点検不備問題を受けて設置した原子力安全文化有識者会議を島根県松江市内で開いた。

 広報コンサルタントや地元の自治会長たち社外の委員8人が出席した。中電は発電所の機器や作業の欠陥などの情報を社員が報告した実績を説明。安全性に影響があると判定した「不適合情報」をホームページ(HP)で公開しているとした。

 委員は、中電のHPのアクセス数が月約240万回に上る中で不適合情報は月約1100回にとどまることを挙げ「分かりやすく発信しないと社外の人の心に響かない」と指摘した。

 会議は8回目。中電は2010年3月に発覚した機器の超過使用などの点検不備問題を受け、会議で再発防止策の実施状況を報告し提言を受けている。(川上裕)

(2013年2月19日朝刊掲載)

年別アーカイブ