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FA18飛行自粛 岩国市長が要望 基地司令官と面会

 米軍岩国基地(岩国市)所属の空母艦載機FA18スーパーホーネット戦闘攻撃機が12日に那覇市沖の海上に墜落した事故で、岩国市の福田良彦市長は21日の記者会見で「原因が明らかになり、安全が確保されるまで飛行を自粛することが望ましい」と同基地に伝えたことを明らかにした。

 15日に基地でリチャード・ファースト司令官に面会し伝えた。司令官は艦載機を運用する第5空母航空団に確認した内容として「厳格な調査が行われ、他の航空機も十分に安全を確認して運用している」と答えたという。

 艦載機を巡っては昨年11月、岩国移転を控えたC2輸送機が墜落。今年に入りスーパーホーネットの重大事故が相次ぐ。福田市長は「艦載機の事故が多発しており、市民の安心安全の観点から見過ごすことのできない事態だ」と強調した。

 福田市長は洋上展開中の空母ロナルド・レーガンに同行する艦載機が岩国基地へ戻る際、安全確認を徹底するよう司令官に求めたと説明。一方、飛行停止要請は「今のところ考えていない」とした。

(2018年11月22日朝刊掲載)

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