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平和賞の医師 実録で知る 性暴力被害者の治療に奮闘 30日広島 映画を上映

 紛争下のアフリカ中部コンゴ(旧ザイール)で性暴力被害者の治療に尽くし、今年のノーベル平和賞に決まった男性産婦人科医デニ・ムクウェゲ氏。その活動を描いたドキュメンタリー映画「女を修理する男」の上映会が30日、広島市西区の横川シネマである。

 主催する日本アフリカ学会中国・四国支部の伊藤千尋・広島女学院大専任講師は「紛争の一因になっている鉱物資源は、先進国の暮らしとも関わっている。同時代の問題に向き合う機会になれば」と参加を呼び掛ける。

 2015年のベルギー映画。暗殺未遂に遭いながらも献身的に被害者を治療するムクウェゲ氏や、希望に向かって活動する女性団体を描き、「紛争鉱物」の実態にも迫る。

 午後5時半からの上映後、「難民を助ける会」(東京)の福井美穂さんの講演もある。無料で定員60人。事前にメールで申し込む。件名に「11月30日上映会申込」と明記し、本文に名前を記入。アドレスhiroshimafrica@gmail.com(西村文)

(2018年11月22日朝刊掲載)

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