×

ニュース

福島の元酪農家 原発事故を語る 島根県・松江で来月3日

 反原発を訴える島根、鳥取両県の16団体でつくる「さよなら島根原発ネットワーク」は3月3日、福島第1原発事故で避難生活を強いられた福島県飯舘村の元酪農家による講演会を、島根県松江市のくにびきメッセで開く。

 同原発の北西約45キロに位置し、計画的避難区域となった飯舘村で酪農を営んでいた長谷川健一さん(59)が、原発事故と当時の生活を振り返る。飼育していた乳牛が餓死した悲しみ、原発への怒りなどについて話すという。

 事故後、長谷川さんは同県伊達市に避難、仮設住宅暮らしを続けながら全国で講演し、原発の危険性を主張している。

 東日本大震災と同事故の発生から2年となるのを前に「記憶を風化させないように」と、同ネットワークが企画した。午後1時半~4時。500円。定員500人で、事前申し込み不要。事務局Tel0852(24)9318。

(2013年2月21日朝刊掲載)

年別アーカイブ