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テロ想定 東広島で訓練 陸自と広島県警

 海外から侵入した武装工作員によるテロを想定し、陸上自衛隊第13旅団(広島県海田町)と広島県警は21日、東広島市の陸自隊原村演習場で共同訓練をした。陸自隊員と警察官の計約80人が連携を確認した。

 小銃などを持ち爆破テロを起こそうとする工作員から、原発などの重要施設を守るシナリオ。県警の指揮官車を先頭に、陸自隊の軽装甲機動車など計10台で現場に向かった。共同の司令所に両指揮官が詰め、情報を共有した。検問所を突破、山中に逃げるなどした工作員役の陸自隊員5人を捜し取り押さえた。

 共同訓練は2008年に始め、4回目。陸自隊第46普通科連隊の松村朝生連隊長は「相互理解を深め、一致団結して臨んでほしい」と訓示した。県警警備課の川添真吾課長補佐は「終わった後も反省を重ね、強固な関係を築きたい」と話していた。(新谷枝里子)

(2013年2月22日朝刊掲載)

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