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中国の平和団体、広島訪問 市、首長会議への協力要請

 中国の非政府組織(NGO)「中国人民平和軍縮協会」(北京市)のメンバー4人が26日、平和記念公園(広島市中区)を訪れた。平和首長会議(会長・松井一実市長)の中国での加盟都市拡大に向け、市と連携する考えを示した。

 協会の安月军(アン・ユエジュン)秘書長ら4人が広島国際会議場で松井市長と面会した。安氏が「大虐殺の地、南京市と都市間交流を深めては」と提案すると、松井市長は南京市の首長会議加盟への協力を要請。安氏は「南京市側に連絡する」と応じた。

 続いて協会メンバーは原爆慰霊碑に献花し、原爆資料館を見学した。協会と首長会議事務局の広島平和文化センターは1988年から交流のための相互訪問を続けている。協会側の広島訪問は2015年以来3年ぶり。(水川恭輔)

(2018年11月27日朝刊掲載)

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