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上関原発建設計画 中止へ取り組み 山口周辺市町に要請

 中国電力の上関原発建設計画に反対する山口県2市4町議会議員連盟は21日、予定地近隣の周防大島、平生、田布施町と光市に建設中止へ向けた取り組みを進めるよう申し入れた。

 渕上正博会長(平生町議)たち7人が4市町を順次、訪問。光市の市川熙市長が国の原発交付金を受け取らないと表明した点を評価した上で①建設中止のアピール発表②交付金拒否の声明発表③自然エネルギー普及④原発に頼らないまちづくり―の4点(光市は②を除く3点)を求めた申し入れ書を提出した。

 周防大島町では椎木巧町長と面会。椎木町長は「町でエネルギー政策を議論するのは限界がある。まずは国が方向性を示すべきだ」と答えた。

 県は建設地の公有水面埋め立て免許延長を審査中。申し入れは、周辺市町から延長不許可を県に迫ってもらう狙いがある。同連盟は近く柳井市にも申し入れる。

(2013年2月22日朝刊掲載)

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