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紛争続くパレスチナで実践 子どもの心 演劇でケア 中区でセミナー

 紛争状態が続くパレスチナ自治区で実践されている子どもの心のケアについてのセミナーが23日、広島市中区の原爆資料館東館であった。約20人が参加し、心を解き放つ演劇の効果を学んだ。

 パレスチナの非政府組織(NGO)イエス・シアターのムハンマド・イサ代表が講師を務めた。不安定な現地の情勢を報告し、演劇を楽しむ子どもの写真を見せながら「気持ちを自由に表現できる場を提供することが大事だ」と意義を訴えた。

 NGOと共同で、現地でのケアに取り組むNPO法人ピースビルダーズ(中区)が企画し、参加者の体験もあった。中区の主婦山内美緒さん(47)は「実際にやってみて効果が実感できた」と喜んでいた。(田中美千子)

(2013年2月24日朝刊掲載)

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