×

ニュース

サンフレ若手 ヒロシマ学ぶ 5選手が原爆資料館訪問

 J1サンフレッチェ広島の若手5選手が10日、広島市中区の原爆資料館を訪れ、平和学習をした。8月の長崎戦をピースマッチとして開催したのを機に、被爆地に本拠地を置くクラブとして、核兵器廃絶や恒久平和の大切さを選手に学んでもらおうと、クラブが初めて企画した。

 森島司選手(21)、松本泰志選手(20)らが訪問。浜岡克宣副館長の説明を受けながら、原爆で焦土と化す市街地を再現したCGや背中にやけどを負った男性の写真などに見入っていた。3歳で被爆し、孤児となった飯田国彦さん(76)=東広島市=の体験談も聞いた。

 埼玉県東松山市出身で初めて原爆資料館を訪れたという松本選手は「(原爆の恐ろしさは)想像以上で、広島の人々がすごく苦労されてきたんだと感じた。サッカーができる幸せを感じながらプレーしていきたい」と話した。(川手寿志)

(2018年12月11日朝刊掲載)

年別アーカイブ