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再生エネ普及 住民運動が力 中区でシンポ

 風力発電など再生可能エネルギーの普及や省エネをテーマとしたシンポジウムが24日、広島市中区の中国新聞ビルであった。スイスに住む環境ジャーナリスト滝川薫さんら3人が講演した。

 滝川さんは、ドイツで約300人の農家が中心となり約20億円をかけて風車7基を建てた事例を紹介。「住民発の運動が潮流になれば、地域再生やエネルギー問題を解決する力になる」と述べた。

 環境団体のネットワーク組織「広島連塾Sus☆テラス」の大西康史事務局長は「再生可能エネルギー事業で地域に雇用の創出を」と強調。広島工業大の清田誠良教授(建築環境工学)は、植物で窓を覆う緑のカーテンの効果などを説明した。

 広島大大学院総合科学研究科が主催し、約40人が聴講した。

(2013年2月25日朝刊掲載

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