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上関原発計画 免許延長申請 山口県が審査再開

 山口県は25日、中国電力の上関原発(上関町)建設計画をめぐる免許の延長申請の審査を再開した。同日、中電に求めていた4度目の補足説明への回答が届いたため。県の内規では事務処理期間の満了日を26日に迎え、5度目の照会がなければ、近く県の最終判断が出る見通し。

 県は1月下旬、中電に設計変更などに関し、4度目の補足説明を要求。回答の目安を今月22日としていた。

 免許の延長手続きの事務処理は県の内規では32日以内がめど。照会中はカウントされないため、残り日数は2日間となった。ただ、県港湾課は「あくまで目安。適正な審査をして32日を超える場合や、不明な点があれば5度目の照会もあり得る」としている。

 山本繁太郎知事は「(免許延長を現状では認めない)二井関成前知事の法的整理を受け継いだ上で、公有水面埋立法の間違いのない執行をしていく」と話した。(金刺大五)

(2013年2月26日朝刊掲載)

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