×

ニュース

来月1日ビキニデー 静岡で核廃絶 訴え 原水協・禁 あすから行事

 太平洋マーシャル諸島ビキニ環礁での米国の水爆実験でマグロ漁船第五福竜丸が被曝(ひばく)して、3月1日で59年を迎える。「ビキニデー」に合わせ、日本原水協や原水禁国民会議は27日から静岡県内で関連行事を開く。

 原水協は静岡市で27日に、米国や韓国などの反核活動家が再来年の核拡散防止条約(NPT)再検討会議に向けた連帯を議論する国際交流フォーラムを開催。27、28の両日で全国集会も開く。

 1日には焼津市で被曝して亡くなった第五福竜丸無線長、久保山愛吉さんの墓前祭や集会を市民団体などと催す。

 原水禁は28日、静岡市で全国集会を開き、草の根の核兵器廃絶運動を提唱する加藤一夫・静岡福祉大名誉教授が講演。福島県平和フォーラムの五十嵐史郎代表が福島の現状を報告する。1日は焼津市で墓前祭を開く。

 先立つ27日には、中部電力浜岡原発(御前崎市)の廃炉を求めて静岡県と11市町、中部電に申し入れする。(山本洋子)

(2013年2月26日朝刊掲載)

年別アーカイブ